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尾瀬

尾瀬は、2000mを越える山々で囲まれた盆地状の地形です。その中で最も古い至仏山は、今から2億年以上前に地面が隆起してできたと言われています。 尾瀬は数万年前に「燧ケ岳」の噴火によって只見川や沼尻川が溶岩によってせきとめられ、尾瀬沼と尾瀬ヶ原盆地が誕生しました。

しかし、この時の尾瀬ヶ原盆地は湿地ではなく土砂で埋まった盆地でしかありませんでした。 その盆地には周囲の山々からいくつも川が流れ込んでおり洪水が起きると土砂を川の両端に蓄積させ自然堤防を形成します。

その後、洪水は何度もおき盆地のいたるところに堤防は出来ましたこの堤防と堤防の間の平原、また堤防と山地の間の扇状地は水はけが悪いため、湿地に変わっていきました。
こうした湿地には水分も栄養分も豊富だったため様々な水生植物が繁茂しました。




吹割の滝

昭和11年12月16日文部省より、天然記念物に指定された吹割の滝は、高さ7m、巾30m余りに及び、ごうごうと落下、飛散する瀑布は、東洋のナイヤガラと言われております。この滝は、凝灰岩、花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し、多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩を吹き割れたように見えるところから、”吹割の滝”の名が生まれました。吹割の滝に続く鱒飛びの滝の壮絶な景観、そして獅子岩と呼ばれる岩壁群の奇景など、独特の渓谷美を見せております。


竜宮の椀のお話し

吹割の滝の滝つぼは昔から竜宮へ通ずるといわれていた。そして、村で祝儀などの振舞ごとがあるたびに、竜宮から膳椀を借りていた。必要になるとお願いの手紙を書いて滝に投げ込み、渦に巻き込まれて深い竜宮へと吸い込まれていき、前日には頼んだ数の膳椀が傍の岩の上にきちんと置かれていた。三日のうちにお礼の手紙をつけてもとの岩の上に置けばいつの間にか見えなくなり、竜宮へ返された。 ところがある年のこと、借りた膳椀を返すときに数を間違えて一組だけ返し忘れてしまった。竜宮では貸した膳椀が不足していることを知り、以後いくら丁寧に頼んでも借りられなくなってしまった。
今でも、この膳椀は竜宮の椀とよばれ、大切に保存されている。




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