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太海

街から南南東へ2時間。少しカーブしたトンネルを抜けて、いきなりとびこんでくるのはまぶしい太陽と、とびっきり美しい海岸線。 フランスの南プロバンス地方を思わせる鴨川市太海は、年間を通じて気候が穏やか。そのせいかここに住む人々は実にのんびりとしている。 食べ物といえば、大平洋の新鮮な魚介類が揃っている。特に房州のアワビは、食通で知られる櫓山人が著書の中で絶賛している


太海港

太海港では、アジ、サバ、サンマ、タイ、イカなどの魚の他に、アワビ、サザエ、イセエビが多く穫れる。朝の4時から市場は活気づき、8時頃には漁師の1日が終わる。
 遅い昼食の後、この周りを歩いていただきたい。4人〜5人でゆっくりタバコを吹かして海を眺めている男達がいる。皆、日に焼けて真っ黒である。側には漁に使われた網が干してある。同じようにアジの開きも太陽にあたっている。


一戦場公園

一戦場公園へはゆっくり歩いて30分くらいで着く。嶺岡山系という東西に連なる山々の東の端に位置する。途中その雄大さを目にすることができる。
 正面に鴨川青年の家を望むと右側、大きく太平洋。この岩山は火山から流れ出た溶岩によって形成されている。火山のない千葉県にとっては不思議な事であるが、この岩石の山々が遠く四国の端まで連なっていると知るともっと不思議になってくる。





〒299-2862 千葉県鴨川市太海2345